パート・アルバイト収入を受け取った場合の税金は?

世帯主の給与収入で生計を立てている家庭、つまりご主人がサラリーマンで、会社から頂いてくる給料で主に生計を立てているご家庭に於いては、その奥さんやお子さんのパート・アルバイト収入の金額によって、ご主人にかかる税金に影響があります。詳しく言えば、奥さんやお子さんのパート・アルバイトの年間収入が一定額を超えると、ご主人は奥さんやお子さんを税法上の扶養家族に入れることができなくなり、その所得控除を受けることが出来ない分、ご主人の所得金額が上がってしまうということです。

ところで、その気になる収入の金額ですが、奥さんについてはパート・アルバイト収入が年間103万円以下であれば、ご主人は配偶者控除という所得控除を受けることができます。年少者の場合も同じく、年間103万円以下であればご主人は扶養家族控除という所得控除を受けることが出来ます。

逆にこの金額を超えると配偶者控除、扶養控除の適用を受けることは出来ません。(*配偶者に関しては、収入金額が103万円を超えても年間収入が141万円未満であれば、配偶者特別控除という所得控除を受けることが出来ます。

ただし、控除金額は収入金額により段階的に異なり、控除額は配偶者控除に比べるとかなり低くなっています。(平成19年3月更新)